摂津峡の観察
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最終更新日:2015/04/24
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先週の土曜日に摂津峡の観察会に参加いたしました。ガイドは大阪大学元教授の先生です。 摂津峡沿いに分泌する層群や岩脈を観察して地殻の変動の様子を紐解くのが目的です。こんな機会はめったにないので楽しみにしていました。高槻市からバスで10分くらい揺られ「上の口]で下車します。 ここから山道に進みます。右手の山にはカキ(海)の殻の密集した化石集が採取できるようです。大昔ここは海の底だったことがうかがえます。この地域はかって相当の隆起があったものと推定されます。本当に地球は生きているのです。川沿いに進むと摂津峡大橋(小さい橋でしたが)から 川の流れや岩の様子を 観察します。岩脈はいくつかの層に分かれていて節理(割れ目)も見られます。この節理は 熱による収縮と岩盤による圧縮が考えられるそうです。 川の流れに気を付けながら渡った対岸には白い花崗岩(かこうがん)に黒い安山岩が(あんざんがん)サンドイッチのように形成されていました。これは花崗岩にマグマで安山岩が貫いたものと推測され大昔の地殻変動のロマンに感動しました。 川の流れも急流と穏やかな流れが交互に進み岩の大きさも関係している様子を説明されました。 急流にあとには滝つぼのように川底が深く大きな岩がごろごろしその先は穏やかな流れで小石が有るのです。 川の流れが地形を創りながら時を刻んでいるのです。 歩いた後は 摂津峡温泉で身体も心も温まりました。ここはPHが9.7もあるアルカリ温泉で美人の湯と呼ばれています。「ここ掘れワン]と言って摂津峡を当てたのが今日ガイドの先生だったとお聞きして最敬礼!気軽に話しかけてすみませんでした。本当に偉大な方でした。地元の方や遠くからもたくさんの人が訪れていました。本当に肌がつるつるになりまさに美人になったようです!(勘違い??) 温泉の後は 冷えたビールがのどを潤し幸せな気分になりました。でも先生の話によると近い将来南海トラフと巨大地震は起こる可能性が高いとお聞きしました。まさかと思っていましたが 地震の備えは大切だと痛感しました。 自然の驚異の前では人間の無力さ思い知らされましたが災害時から身を守る重要性を強く実感した一日でした。
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